日本とポルトガルの吹奏楽

日本の吹奏楽を経験し始めてからもう2年間経ったので、そろそろポルトガルの現実と比べたいと思います。

最初に、一つだけ言っときましょう。音楽だけではなく、両国は全く違うので、その文化の違いは音楽にも影響を与えるわけです。

僕の経験から始めましょう。始めて音楽を勉強したのは小学校だったんですが、読者さんが思ってるほど当たり前ではない。田舎の小学校で、一人の先生が全部の授業を教えてました。音楽は歌と基本を学ぶぐらいで、体育もそこまでなくて、ただの遊びみたいな感じでした。

日本みたいに運動会とか発表会とか完全にあり得ない。それと一応呼べるものはありますが、比べてみたら比べられないとわかります。そこから全てが始まる。教育。ポルトガル人は小学校を通って、中学校を通って、高校を通って、大学を通って、音楽の教育はわずかだ。言うまでもなく、吹奏楽部は一切存在しない。クラブ的な、遊びな感じでやる場所はありますが、あくまで遊びです。日本だと、コンクールまである!というのは日本人にとって当たり前な事かもしれないけど、あり得ないですよ、向こうでは。

生徒達は学校を通って、授業が終わったら帰るんですよ。アルバイトとかもそこまでないし。話から離れるけど、それはもう一つのあり得ない現実。日本ではアルバイト先を普及するために、広告、ウエブサイト、テレビ等で出てくるんですね。ポルトガルはそれも存在しないです。アルバイトをしたければ、直接店に行くか、新聞等で調べます。面接とか履歴書もいらない場合が多いです。

もちろん、これを言いながら、ポルトガルが悪いと言いたいです。基本がないからそれ以上あるわけない。

この経験を通して、日本に来て、アマチュアな楽団に入って、思ったのは「俺やっぱり未経験者だった、8歳から吹いてるって言っても、その価値はあくまで時間だけ、クオリティーではない」。ここがやっぱり一番大きいショックでした。地元の仲間達をみんな連れてきて、日本の吹奏楽のやり方を見せたいぐらいのショックでした。

入団して以来、毎日重要な勉強できています。自分の音楽レベルを高めながら、このような団体に関わる責任を持ちつつ、楽しい時間を過ごしています。
ここもポルトガルの吹奏楽団の異なる点です。現在、お客さんを意識しながら演奏している一方、ポルトガルにいた時、主に自分の事しか考えてなかった。プレヤーが楽しめれば、それで充分でした。「俺らは楽しくやったら、お客さんも楽しめるでしょう」という考え方。わからなくはないけど、やっぱりお客さんに演奏しているから、お客さんを第一にしないと意味ないとわかりました。だから質が上がらず、遊びに過ぎない。でもこれもね、両国の文化の違いの影響ですよ。厳しく、企画されて、ちゃんと予定通り進む練習はできないです。週末なんかはみんな遊びたいわけ。その権利はあるだろうが、あくまで遊びは遊びで、そこから生まれる物はあまりないと思います。何かを作りたい人、自分より大きい物の一部になりたい人はやっぱり責任を持って頑張らないといけないと思います。

ところが、悪い事もあれば、いい事もある。

音楽のおかげで、が生まれる。何かの目標を頭に入れて動く。音楽は言語を越えるコミュニケーションという事で誰でもわかる。音楽を聴いて、心が揺れる。やる気とモチベーションが出る。

いつも感じるけど、音楽がなければ人生の楽しみはナイ。人生って色々あるけど、辛い時や悲しい時、楽しい時や嬉しい時、いつも当てはまる音楽がある。前のポストにも書きましたが、落ち込んでる時、ある音楽を聴いて、元気が自ら出るというのは奇跡のような事です。何もないから命が生まれるような、無から現れる宇宙のような唯一の奇跡です。

文化の違いから初めて、共通である音楽の楽しみで終わります。


Leave an answer

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s